介助犬や盲導犬、セラピードッグと会えるかも?人と犬の間にあるものは?

2019.07.11

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「いじらしい」
という言葉があります。

 

小さくあどけない子供や動物が、何かに
むかって一所懸命に努める様子や気持ち
が、可憐で微笑ましい、という場合などに使われます。

 

健気という言葉とほぼ同意です。

 

動物で言えば、盲導犬や介助犬が、
一所懸命に障害者の人間を助けよう
しているさまは、本当にいじらしいと感じますよね。

 

彼らは言葉もわかりませんし、文字も読めません。

 

しかし、単にトレーナーに
教えられた仕事をしているだけではない
のです。

 

数年前のことです。

 

盲導犬を連れた視覚障害者に、猛スピー
ドで突っ込んできた車がありました。

 

その盲導犬はその車に体当たりし、
自らの身体で視覚障害者を救ったのです。

 

そんなことを教えるトレーナーはいません。

 

盲導犬は自分の意志で判断し、行動したのです。

 

つまり、主人である視覚障害者を危険から守る、
という意志です

その結果、盲導犬は片足を失いましたが、
視覚障害者は無事でした。

 

これがいじらしく健気でなくて、なんなのでしょうか?

 

セラピードッグにも同様なことが言えます。

 

今回は、そのいじらしい犬たちに会うこ
とはできるのか、また、人と犬の間にあ
るものはなんなのだろうか、というとこ
ろを見ていきましょう。

 



介助犬や盲導犬、セラピードッグと会えるかも?

セラピードッグや介助犬、盲導犬は、
専門の団体が訓練をします。

 

介助犬・盲導犬・聴導犬は、国が認可し
指定法人で育成され、テストに合格し
なければ、なることができません。

 

しかし、セラピードッグは国家資格ではなく、
ボランティア団体が育成をしています。

 

したがって、公共交通機関や飲食店に、
セラピードッグを連れて行くことはできないのです。

 

まあ、通常はセラピードッグが必要なケース
では、出歩くことは不可能な場合が多いの
で、あまり深刻な問題は発生していないようですね。

 

介助犬やセラピードッグに会うには

盲導犬、介助犬、聴導犬を総称して
「補助犬」といいます。

 

これらの犬に会いたい場合は、公認育成
団体の賛助会員(補助会員などという場
合もあります)になるのが、一番の早道です。

 

これらの団体では、定期的に「盲導犬体
験デイ」とか「介助犬教室」、「感謝の
集い」という名称で、サポーターとの交流をしています。

 

これに参加すれば、ラブラドル・レトリ
バーやゴールデン・レトリバーなどの、
可愛い補助犬候補わんこと会うことができるのです。

 

私は日本介助犬協会の賛助会員だったの
で、介助犬の「介助犬教室」や「感謝の
集い」には何度か参加しました。

 

その時の経験を日記に書いていましたの
で、少し紹介してみましょう。

 

4月24日の良く晴れたさわやかな日曜日。

 

日本介助犬協会主催の「感謝の集い」
という集会へ行ってきました。

 

これは全国介助犬協会が社会福祉法人の
認可を得てから1周年の記念行事として、
支援者・ボランティアの人々との親善を
深めるという目的で行われたものです。

 

当日のイベントは、訓練犬の介助訓練の
デモ、協会施設のビデオ、訓練犬との記
念写真(笑)、シンシアの主人木村さん
からのビデオメッセージ、訓練犬による
ビンゴゲームなど盛り沢山。

 

普段は滅多に見ることのできない訓練風
景や、訓練犬がくわえてくる数字入り
ボールによるビンゴなど、犬好きにはこ
たえられないイベントが多く、実に楽しい一日でした。

 

訓練犬が鼻で冷蔵庫のドアを閉めるトレー
ニングでは、ゴールデン・レトリバーの
ジャスパー君が鼻の替わりに手でドアを閉め
「鼻でも手でもとにかく閉めりゃいい
んでしょ」といわんばかりの得意げな様子
で、満場の爆笑を誘っていました。

 

ジャスパー君はアメリカ生れの雄のゴー
ルデン・レトリバーで、体重38キロとい
う堂々たる威風を誇るわんこです。

 

このジャスパー君、中々の役者で、数字
入りボールをくわえてくるビンゴでは、
3つほどくわえて持ってきた後では、
「もう疲れました」といわんばかりの態度で就労拒否(^^;

 

慌てた訓練士さんが急遽代役を立てると
いう騒ぎでした。

 

最も残念なことは、当日撮影したデジカメ
のメモリがエラーを起こし、撮った写真が
全てパーだったことです。

 

このことを協会への感謝のメールに書いた
ら、ご親切にも協会事務局の竹内様が当日
の模様を移した写真をメールに添付して送ってくださったのです。

 

しかし、たかだか年3000円の賛助会費で、
場所は都内千代田区の一等地の会場
(所有者のJAの協賛と思われる)、

 

軽食や景品、果てはお土産まで付いて、
これでは赤字にならないのだろうかと、
こちらが心配になってきますね。

 

ともあれ、職員、訓練士の皆様、
有難うございました。

 

いかがでしょうか?

 

当日私が感じた楽しさと、犬の可愛さが
少しでも伝えられたら、犬好きの一人と
して大変嬉しいです。

 

賛助会員の申し込みはこちらから。

 

社会福祉法人 日本介助犬協会

 



 

人と犬の間にあるものは?

当今盲導犬を街頭で見かけることは良くありますね。

 

駅のホームなどで主人をガイドし、出入
り口できちんと三つ指をついて正座して
いるワンちゃんは実に微笑ましく健気で、
周囲の人々のほほえみを誘います。

 

また、鉄道に限らず、レストランや
ショップなどでも、盲導犬についてはか
なり周知が進み、入店を断られるような
ことはあまりなくなってきたようです。

 

しかし残念ながら介助犬を街頭で見かけ
ることは、まだまだ少ないのが実情です。

 

これはやはり「介助犬」というシステム
が日本に導入されてから日が浅い、とい
う点が一番の理由でしょう。

 

日本での盲導犬の歴史は、戦前に迄遡ります。

 

1819年

オーストリアの「ヨハン・ウィルヘルム・
クライン」神父がウィーンに盲学校をを
設立、盲導犬の研究をおこないました。

 

1938年

アメリカの「ゴードン」という名前の青年
が盲導犬を連れて来日しました。

 

盲導犬の名前は「オルティー フォーチュ
ネートフィールズ」で、日本にきた盲導犬の最初です。

 

1939年

日本シェパード犬協会がドイツから4頭の
盲導犬を輸入し、四人の傷痍軍人が盲導犬
として使いました。

 

出典 やまちんさんのホームページ

 

というわけで、日本に盲導犬が入ってか
らでも、およそ80年の歴史があります。

 

欧米では更に古く、約200年にもなります。

 

これに対して介助犬の歴史は遙かに浅いのです。

 

アメリカで介助犬が使用され始めたのが
1970年代ということなので、たかだか40
年、日本ではようやく20年という所です。

 

そのため、2017年の介助犬は未だ68頭、
2004年の23頭から、13年たってようやく
45頭増えただけなのです。

 

「介助犬」という言葉が一般的に認知さ
れるようになったのは、身体障害者補助
犬法が2002年10月1日より施行された後からでしょう。

 

その前後に、「介助犬シンシア」がテレ
ビドラマや書籍として発表されて人気を
呼び、介助犬についても周知されるようになりました。

 

ところが、介助犬希望者数は数万人に上ります。

 

絶対的に介助犬は不足しているのです。

 

その理由は介助犬の育成には、
手間と時間が非常にかかるからです。

 

もう一つの理由は、介助犬に対する周囲
認知度も、欧米に比べて著しく低い
ということもあります。

 

比較的認知の進んでいる盲導犬でさえ、
数年前まではレストランやホテルで入場
を断られた、という話がかなりしばしばあったのです。

 

まして認知の遅れている介助犬の場合は、
更にこの種の話は多く聞かれます。

 

欧米の場合、特にイギリスでは犬が人と
一緒にいるのはごく当たり前のことです。

 

パブなどで主人がビールのジョッキを傾
けている傍らで犬が寝ころんでいる、
という情景は至る所で眼にします。

 

犬の入場を断ったりしたらさあ大変、超
強力な動物愛護団体が店の前でピケを張
り、「この店は動物を虐げております」
などとプラカードに書かれ、
下手をすると店を潰されてしまいます。

 

日本の場合、農耕民族であり、犬の重要
度が狩猟民族主体の欧米と異なるという
点もあります。

 

又生活様式上、犬と一緒の生活がしにく
いということもあり、残念ながら欧米と
は大分事情が異なります。

 

スーパーなどで介助犬が商品を取る場合
でも、食品などは禁止という所がほとん
どだそうです。

 

衛生という点を言うなら、誰が何を置い
たのかわからない買い物カゴの方が遙か
に心配だと思いますよ。

 

犬がむき出しの刺身をくわえて持って
くるわけではあるまいし・・・(笑)

人間以外の全ての生物を非衛生と否定し、
人間だけが無菌状態で生活するなどという
考え方が、どれだけ不自然で非現実的なこ
とか、考えるまでもないでしょう。

 

1頭の介助犬を育成するのには、
年間150万円以上もの費用が必要だそうです。

 

行政からの補助金や企業からの協賛金な
ども充分とは言えず、当然どの団体も、
資金や人手の面ではかなり苦しいものがあります。

 

僅か数千円を支出するだけで、あなたも
介助犬や障害者の方々のお手伝いが出来るのです。

 

これらの悪い環境下にある介助犬育成に、
皆様も賛助会員となって協力していただ
ければ、犬好きの私としても嬉しいです。

 

賛助会員の申し込みはこちらから。

 

社会福祉法人 日本介助犬協会



 

結び

介助犬などの補助犬に会いたい場合は、公認育成
団体の賛助会員(補助会員などという場
合もあります)になるのが、一番の早道です。

 

これらの団体では、定期的に「盲導犬体
験デイ」とか「介助犬教室」、「感謝の
集い」という名称で、サポーターとの交流をしています。

 

これに参加すれば、ラブラドル・レトリ
バーやゴールデン・レトリバーなどの、
可愛い補助犬候補わんこと会うことができるのです。

 

介助犬などの頭数は、使用希望者に
対して絶対的に不足しています。

 

介助犬希望者数は数万人に上るのに、
現在活動している介助犬は僅か68頭しか
いないのです。

 

その理由は介助犬の育成には、
手間と時間が非常にかかるからです。

 

少しでも介助犬やセラピードッグを増や
すために、我々も自分でできることをし
たいものですね。

 



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「捨て子のサウルス」です。 気張らず無理せず気ままに書き散らすつもりですので、お気軽に読んでくださいね。

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