現役世界最強のボクサー井上尚弥!

日本歴代最強のボクサーは、誰だと思いますか?

 

このランキングには、具志堅用高とか 
ファイティング原田、内山高志、山中 
慎介、長谷川穂積などを挙げる人が多いでしょうね。

 

その他では、村田諒太、大場政夫、
輪島功一、西岡利晃、畑山隆則などを
挙げる人もいるかも知れません。

 

(なお、人名は現役を引退している人
も、敬称略としております。)

 

私のランキングベスト5では、

渡辺二郎

海老原博幸

具志堅用高

ユーリ・アルバチャコフ

としています。

 

 

ベスト5には一人足りないじゃないかって?

 

はい、あの選手は例外中の例外ですから、
あえてリストには書かなかったのです。

 

それは次項で詳しく書きます。

 

ザ・モンスター!

日本歴代最強のボクサーは、
私のランキングベスト5では、

渡辺二郎

海老原博幸

具志堅用高

ユーリ・アルバチャコフ

としています。

 

渡辺二郎は、元日本拳法のチャンピオン
で、パンチ力、技術、試合運びなど、全
ての面で完成されたボクサーでした。

 

特にその冷静さは生身の人間とは思えな
いような、並外れた沈着冷静さでした。

 

今激戦を制してきたばかりなのに、試合
後の感想では、他人の試合の戦評のよう
に、客観的で的確な見方をしていました。

 

残念ながら、彼は引退後は恐い世界の人と
なってしまいました。

 

ユーリ・アルバチャコフはロシア人です
が、日本でプロとして開花し、奥さんも
日本人ですから、日本の歴代PFPランクにも入れました。

 

アマでは世界選手権で優勝するなど、
確かな技術の持ち主です。

 

タイで、クロスカウンター一発で相手を
沈めた試合は凄かったです。

 

ロープ際まで相手を誘うように下がり、
ロープに背を持たせるようにして、相手
の左に合わせて撃ったクロスカウンター
は、「これがクロスカウンターの打ち方だ!」
というお手本のようなパンチでしたね。

 

さてそれでは、上記のリストに欠けてい
た選手ですが、この記事のタイトルに書
いてありますので、一々書くまでもありません。

 

しかし、書かないとベスト5が何時まで
たっても4つのままになってしまいますので書きます。

 

モンスター・井上尚弥選手です!

 

日本のボクサーで、これまでにも
「世界的ボクサー」と言われてきた選手
は相当数います。

 

しかしそれは、日本人の身びいきによる
所が大きく、世界的に見て超一級として
通用する選手はほとんどいませんでした。

 

ところが、井上尚弥はそれとは違います。

 

リング誌はじめ世界的なメディアの責任
者が、こぞってその強さを認めているのです。

 

井上尚弥は高校で7冠を達成しましたが、
オリンピックにはついに出場出来ませんでした。

 

これはちょっと意外な感もありますが、
やはりプロ向きの選手ということなのでしょうか。

 



井上尚弥の特徴とは?

アマ時代に対戦した選手が挙げる特徴と
は、「桁外れのパワー」です。

 

しかし、プロに入った直後の体力測定で
は、握力、瞬発力、反射神経や動体視力
などは、一般人とさほど変わらないレベルだったそうです。

 

この点は非常に意外なのですが、或いは
このテスト後にも体力は成長していた、
ということなのかも知れませんね。

 

もうひとつ、井上尚弥の試合を見ていて
感じることは、とにかく
まともに撃たれないということです。

 

まっ芯にパンチがあたるというシーンは、
ほとんど記憶にありません。

 

一見当たったように見えても、
確実に芯は外しているのです。

 

ですから、ダウンは勿論、バッティング
で出血なども、プロアマを通じて1度もありません。

 

これは反射神経や動体視力が悪くては、
決してできないことです。

 

それと体力測定値の矛盾は、どう判断
すればよいのでしょうか?

 

井上尚弥の最強のパンチは、
踏み込んで撃つ右ストレートです。

 

中間距離からやや離れたあたりから、
実に素早い踏み込みで飛び込み、
右ストレートを撃ちます。

 

この踏み込みの速さは、異常とさえ言え
る程で、相手はそれを充分用心している
のですが、それでも当てられてしまいます。

 

それに加えて、最近は左フックやアッパー
も撃つようになりました。

 

これまた強力無比で、これで倒した試合
も幾つもあります。

 

右でも左でも、ストレートでもフックで
も、当たればなんでも倒せるパワーを
持っている桁外れのボクサー、
それがモンスター・井上尚弥です。

 



現役世界最強への道

井上尚弥の最近の試合は、とにかく
「凄い!」の一言に尽きます。

 

各団体の世界チャンピオンが、団体の垣
根を越えて闘い、真の統一チャンピオン
を争うという企画が、
「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」です。

 

井上尚弥はこのスーパーシリーズに参戦
していて、第1戦第2戦と戦慄的なKOシーン
を見せつけ、「井上尚弥強し!」の声が
高くなっています、

第1戦は、2018年10月7日、横浜アリーナでした。

 

WBA世界バンタム級4位で元WBA世界バンタ
ム級スーパー王者ファン・カルロス・パヤノ
に、1回1分10秒KO勝ちを収め初防衛に成功、
WBSSの準決勝に進出しました。

 

この1分10秒の間に井上は、
たった3発しかパンチを撃っていません。

 

そのワンツーで、パヤノは8年のキャリア
初めてのKO負けを喫したのです。

 

準決勝はイギリスで行われ、
IBF王者のロドリゲスを2回でマットに沈めました。

 

ロドリゲスは19戦無敗なので、
「無敗対決」とも言われましたが、
あっけなく試合は決しました。

 

2回1分19秒のことで、1回戦が1回1分10秒
なので、合計僅か5分29秒で、決勝進出を決めたわけです。

 

この試合では「イノウエ イノウエ!」と
大歓声で、井上尚弥の人気が凄く、
モンスターへの関心と期待が伺えましたね。

 

そして決勝戦は11月7日、日本のさいたま
スーパーアリーナで行われることになりました。

 

相手はフィリピンの
レジェンド「ノニト・ドネア」です。

 

今から楽しみでワクワクしております。(笑)

 

なお、海外のメディアでの下馬評は、
圧倒的に井上尚弥有利となっています。

 



ボクシングには、
パウンド・フォー・パウンド(PFP)
という、ランキングがあります。

 

これは体重によるクラス分けの垣根を取
り払い、ミニマムからヘビーまでの全ク
ラスを通じての強さを競うというものです。

 

もとより、ミニマムの選手とヘビーの選
手が実際に戦うなどということはありえ
ませんので、一種のお遊びではあります
が、皆さんそれなりに楽しんでいるようですよ。

 

なお、このパウンド・フォー・パウンド
の元祖はリング誌です。

 

それでは最近のパウンド・フォー・
パウンド(PFP)を3誌紹介します。

 

リングマガジン

  1. ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
  2. テレンス・クロフォード(アメリカ)
  3. サウル・アルバレス:カネロ(メキシコ)
  4. 井上尚弥(日本・大橋)
  5. オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
  6. エロール・スペンス・ジュニア(アメリカ)
  7. ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
  8. ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
  9. ミゲル・アンヘル・ガルシア:マイキー(アメリカ)
  10. ドニー・ニエテス(フィリピン)

 

ESPNのPFPランキング

  1. ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
  2. テレンス・クロフォード(アメリカ)
  3. サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)
  4. エロール・スペンス・ジュニア(アメリカ)
  5. オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
  6. ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
  7. 井上尚弥(日本・大橋)
  8. シーサケット・ソー・ルンヴィサイ(タイ)
  9. ミゲル・アンヘル・ガルシア:マイキー(アメリカ)
  10. アンソニー・ジョシュア(フィリピン)

 

ボクシングシーンPFP

  1. テレンス・クロフォード
  2. 井上尚弥
  3. ワシル・ロマチェンコ
  4. カネロ・アルバレス
  5. アレクサンドル・ウシク
  6. エロール・スペンス
  7. ゲンナジー・ゴロフキン
  8. ファン・フランシスコ・エストラーダ
  9. マイキー・ガルシア
  10. シーサケット・ソー・ルンヴィサイ

 

ロマチェンコとかアルバレスとかゴロフ
キンとか、ボクシングファンなら知らな
い人はない、有名ボクサーがゴロゴロといます。

 

そんな名ボクサーに伍して、井上尚弥の
名前があるのは、嬉しい限りですね。

 

結び

日本歴代最強のボクサーランキングを選んでみました

私のランキングベスト5では、

井上尚弥

渡辺二郎

海老原博幸

具志堅用高

ユーリ・アルバチャコフ

としています。

 

井上尚弥の名は、既に海外でも有名になっています。

 

リング誌などの海外メディアのパウンド・
フォー・パウンド(PFP)でも、
井上尚弥はいずれも上位に入っています。

 

しかも、リストの上下に並ぶ選手は、
ロマチェンコとかアルバレス、
ゴロフキンなど、
超有名なビッグスターばかりなのです。

 

いまや井上尚弥は、それらのレジェンド
クラスと同格の存在となっているのですね。

 

2.30年前の事を思うと、まさに隔世の感があります。

 



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「捨て子のサウルス」です。 気張らず無理せず気ままに書き散らすつもりですので、お気軽に読んでくださいね。

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